世界の140を超える国や地域の貨幣に対応しているJCMのテクノロジーは、人とお金の信頼関係の構築・維持に貢献してまいりました。現在、新興国を始め世界中で貨幣処理の省力化・高セキュリティ化を求める声が高まっています。

JCMは、これまで培ってきたコアテクノロジーをより一層発展・応用させ、貨幣流通において市場と価値を創造し続ける真のグローバル企業を目指しています。

世界各国の貨幣を鑑別・識別するJCMの技術

JCMのコアテクノロジー

貨幣鑑別・識別アルゴリズム

世界には多種多様な貨幣があります。紙幣では、マイクロ文字、透かしや素材(プラスチック製等)による違いがあり、また、国・地域により使用環境や使用方法が異なります。当社は、独自のネットワークにより入手した貨幣に関する情報(偽造・変造情報を含む)を基に、世界中の貨幣に対応する鑑別・識別アルゴリズムを構築しております。

センシング技術

貨幣処理に利用するセンサは非常に繊細です。印刷物などの判断には十分な機能を持ったセンサでも、紙幣の読み取りには不十分なことがあります。当社は、センサメーカーと共同で独自の鑑別・識別センサを研究開発するなど、妥協することなく新技術を追求するとともに、画像センサなど高額となりやすいセンサ関連のコストパフォーマンス向上にも力を入れております。

メカトロニクス技術

当社のメカトロニクス技術は、鑑別・識別ソフトウエアの変更のみで、世界各国の様々な大きさ、素材や状態の貨幣に対応し、正確に搬送・分離・集積します。これらの貨幣処理で培った高度な技術は、様々な分野で応用され、新たなビジネスソリューションを提供しています。

過酷な使用環境を克服する高耐久化技術

貨幣の使用状況について、ときに過酷・劣悪な環境下での使用が想定されます。静電気、温度、湿度、埃、風雨、長時間稼動、人為的な悪質行為など、様々な環境を想定して設計・製造された当社製品は、その高耐久化技術により貨幣流通の安全・安心を創出し、世界中で採用されております。

ハイクオリティとローコストの両立に挑戦

世界各国で使用される貨幣処理機器のパーツとして納められる当社製品の多くは、最高級の機能を備える一方で、極力コストを抑えることが求められます。この両立し難い課題をクリアし、お客様にご満足いただくため、常に当社のコアテクノロジーと、それを支える要素技術の開発に努めております。

JCM製品:紙幣識別装置 iVIZION